2019年6月24日に発売された「Raspberry pi 4 Model B」を英Pimoroniから個人輸入しました。9月下旬に技適を通過しましたが、日本での発売はまだかかるようです。
スペック
-1.5GHz 64-bit quad-core ARM Cortex-A72 CPU ( ARM v8, BCM2711B0)
https://shop.pimoroni.com/products/raspberry-pi-4
-1GB, 2GB or 4GB RAM (LPDDR4)
-On-board wireless LAN – dual-band 802.11 b/g/n/ac
-On-board Bluetooth 5.0, low-energy (BLE)
-2x USB 3.0 ports, 2x USB 2.0 ports
-Gigabit ethernet
-40-pin GPIO header
-2× micro-HDMI ports (up to 4Kp60 supported)
-H.265 (4Kp60 decode)
-H.264 (1080p60 decode, 1080p30 encode)
-OpenGL ES, 3.0 graphics
-DSI display port, CSI camera port
-Combined 3.5mm analog audio and composite video jack
-Micro-SD card slot
-USB-C power
Raspberry pi 3 Model Bとの主な変更点
- メモリが3種類展開になった(1GB,2GB,4GB)
- 無線LANがac(Wi-Fi 5)対応になった
- ギガビットイーサネット対応になった
(以前のRaspberry pi 3は内部接続がUSB 2.0のためスループットが300Mbpsだった) - フルサイズHDMIx1からmicro-HDMIx2になり、2画面同時出力対応になった
- H.265(HEVC)や4K60pのデコードに対応した
- 電源がUSB-Cになった
ただし消費電力は増加(5V2.5→5V3A)した
目的
- SoftEther VPNを構築しているサーバーが、無線LANを経由しているため有線接続にしたかった。
あわよくば省電力化 - privoxyでプロキシサーバーを建て、アドブロの負荷を一元化&Androidのアプリ内広告を消したい 。
購入先の決定
国内代理店経由
主な国内代理店は、技適マークの取得や表示ができていないためまだ販売はされていない。
Amazonの一部販売業者(おそらく個人or中国人転売業者)では販売されているが、microSDやケースは自前で調達し、欲しいものがあったため今回はパス。
海外代理店から個人輸入
1£=140円(2019/11/15時点)で計算
いずれも2019/11/15時点の値段
→比較的安価で海外発送が可能と明言されていたPimoroniで注文した。
注文
日本円で表示する
メモリの選択
- 搭載するRAMの容量を選ぶ。
RAMの容量は、サーバー用途では1~2GBあれば十分ですが、Blender等の3Dソフトは4GBのほうが安心です。また、容量によってベンチマーク結果の違いがあるという話もあるので、自分の用途とよく考えて選択してください。 - 個数を選ぶ。
- 「ADD TO CART」をクリック 。
オプションの追加
商品ページ中部のタブ「EXTRAS」に電源やケース等の周辺機器があるので、必要であればセットで購入。
現在はAmazonでもあまりケースのバリエーションはないので、ここで一緒に購入するかAli Expressで別で購入することをおすすめします。
電源を購入するならUS版を選択。
ラズパイは電源を接続すると自動で電源が入るサーバー仕様なので、Amazonのスイッチ付き電源を購入するのもアリ。
私はUS電源、Black Heatsink Caseと純正キーボード白UK) を購入しました。
ちなみに、Official Caseは冷却効率が悪いという話が毎回出ているので、個人的なおすすめは左3つのプラケースにFan SHIMをつけることです。
カートに入れたら、右上のカートボタンを押す。
支払い方法の選択
支払い方法は以下の2つです
- クレジットカードで支払い
→「I AGREE. ~~」をクリック - 決済サービスを利用して支払いAmazon payもしくはPayPal)
→Guest Checkoutのボタンをクリック
個人的にクレカ情報を海外ECサイトに送信するのは気が引けたので、配送先情報も自動入力してくれるAmazon payを利用しました。
PayPalも、登録しているカード情報と配送先を参照して注文することができます。
ここでは、通常のクレジットカード払いの場合について説明します。
配送先の指定
以上の枠にローマ字で名前・住所・電話番号を記載し、「Continue to shipping」をクリック。
配送方法の指定
配送方法を以下の2択から選択し、「Continue to payment」をクリック。
配送業者 | 送料 | 納期 |
Royal Mail Tracked & Signed DPD | ~£50:£6.50 £50~:£11.00 | 5~10営業日 |
UPS Worldwide Saver | 重量と配送先による | 2~3営業日 |
支払い情報を入力し、注文
ここでもPayPalやAmazon payを選択できます。
- Credit Card
- PayPal
- Amazon pay
- bitpay
右側の注文商品と合計金額を確認し、「Complete Order」をクリック。
以上で注文が完了します。
ちなみに、注文されたか不安な方は、support@pimoroni.comからのメールが来ていれば正常に注文できています。
迷惑メールフォルダも確認してください。
注文してから届くまで
私が注文したのは10月26日(土)の深夜で、「A shipment from order #注文番号 is on the way」という件名の発送通知メールが来たのが10月28日(月)の深夜でした。
発送まで営業日換算で1日かかった計算になります。
私はRoyalMailを選択したので「RS(9桁の番号)GB」という追跡番号が送られてきました。
RoyalMailの追跡
日本郵便の追跡
日本到着が11月3日(日)で国内発送が11月5日(火)ということで、営業日換算で7日で到着しました。
RoyalMailの納期が5~10営業日なので、普通くらいの日数で届きました。
注文したのが平日だともう少し早く到着するかもしれないです。
他に必要なもの
microSD(OS保存用ストレージ)
どう考えてもPimoroniのmicroSDは割高なので、Amazonで調達しました。
Amazonのセールで安くなっていたこいつを注文しました。
LANケーブル
スイッチングハブ
まとめ
初めて海外通販で1万円以上のものを輸入しましたが、意外と簡単で驚きました。
でも、初期不良品や各種サポートが英語という点ではまだ不安が残ります。
やはり、国内代理店の発売を待つのが一番の選択だと思います。
9月に技適通過が話題になってからAmazonでの取扱店舗が増えましたが、技適マークを筐体に印刷or画面表示が技適の必須条件となり、恐らく国内で現在流通しているロットは未だ表示がなされていないと思います。
なお、私が今回Pimoroniから輸入したRaspberry pi 4は、まだ技適マークがついていないので、国内での無線LANとBluetoothの仕様は電波法違反となります。
次回はOSインストール編を投稿します。
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